CASE STUDY / 59
中津川市ひと・まちテラス 様
「訪ねてよし、住んでよし」
“にぎわいの拠点”が照らす中津川市の未来
ひと、まち、未来を元気に
中津川市に新しいランドマークが誕生
恵那山や木曽川など、豊かな自然に囲まれた中津川市。リモートワークやワーケーションが普及してきた今、中津川市は「住みたい田舎ベストランキング」(2023年宝島社『田舎暮らしの本』調べ)で東海エリア1位に選ばれるほど、魅力の多いまちとなっています。歴史・文化・食など観光資源も多いことから、外国人観光客からも人気の観光地に。昨今ではリニア沿線のまちとしても注目を集めており、リニア車両基地が計画されている中津川市は、今後ますますの発展が期待されています。
人、まち、未来を元気にする“にぎわいの拠点”として2023年にオープンした、「中津川市ひと・まちテラス」。子育て支援、市民交流、学び、観光の機能をひとつにまとめた複合施設となっています。
ワクワクする中津川市へ
安心して施設内で過ごしていただくために
中津川市ひと・まちテラス様では親子向けに、毎週末イベントを開催。普段では体験することができない施設内に親子で一泊する「図書館お泊り会」や「こども縁日」などの企画で常に中津川市民のワクワクを作り出しています。
中津川市の冬は-7℃にもなり、水道管が破裂することも日常茶飯事。地元では「凍みる(しみる)」と表現される方言があるほど冷え込む寒さの厳しい地域です。一方で近年はジメジメとした暑い夏が続くため、ひと・まちテラス内の図書館では湿度対策にも気を遣わなければなりません。本施設では「季節ごとの温度だけではなく湿度調整をすること」をひとつのテーマとし、計画がスタートしました。
コンパクトな機械室に空調機器を収めることもミッションであった本現場。外調機と空調機を別々に設置せず快適な空気質を作ることができる省スペース形の調温調湿空調機「エア・コンビ」が検討されていきました。
“にぎわいの拠点”としての空気質づくり
居心地の良い施設づくりを進めていくために
ひとにも施設にも優しい空調設計を目指して
上質な空気環境を作ったエア・コンビとエアビーム
中津川市の未来を照らす存在であるために
空気質づくりで叶える、安心で快適な施設づくり
竣工から1年が経過した今、まさに“にぎわいの拠点”に。放課後になると中津川駅を最寄りとする学生達の集いの場になっているとのこと。「今までなかなか見たことのない光景だったので、高齢者の方も活気づいて喜んでいます。」と元気な中津川市をイメージさせられるエピソードも草野様よりお話しいただきました。
“にぎわいの拠点”づくりに欠かせない、安心で快適な空気質づくり。中津川市の未来を担う「ひと」、そして魅力ある「まち」を照らす「中津川市ひと・まちテラス」には今日も空気をいっぱいに吸い込んで笑い合う学生たちの姿がありました。