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仕事と人

INTERVIEW 07

社員インタビュー

入社後に初めて機械の図面を目にし、
今では一品一様の設計もできるように

2018年入社

八尾製作所 技術部 設計二課 主任

M.I.

【キャリアステップ】

2018年 入社、八尾製作所 生産技術部(現技術部)設計課に配属
2025年 主任へ昇進

高校時代からものづくりをやってみたい気持ちがあり、学校に届いた木村工機の求人情報や、先生の「八尾や東大阪で有名な優良企業だ」という話から木村工機を志望しました。ものづくりといえば機械を組み立てる仕事をイメージしていたのですが、入社後の研修で現在の直属の上司から「コンピュータによる設計支援ツールのCADを使って機械の図面を描く仕事もある」と教えていただき、設計に興味を持ちました。それまでは図面を見たことすらありませんでしたが、最初の約2年間は設計図面を見ながら、その機械の部品を一つ一つ拾い出していく作業を通して図面の見方を学んでいきました。

その後、実務として2DCADを使いながら製品の図面を描く段階に入ります。設計を担当する機械に近い機種の図面を用意し、仕様書と比較しながらサイズを変えていくようなイメージです。徐々に難易度を上げつつ、できることを増やしてきました。入社3年目には比較的構造が複雑なヒートポンプ製品の設計に携わり、3DCADにも着手。昨年からは「エアハンドリングユニット」をはじめとする一品一様の製品設計ができるようになってきました。


製造の担当者とコミュニケーションを取ることで知識を深める

設計二課で手がけるのは、製造部署へ依頼するための製作図面作成となります。営業部門から発行される空調機の仕様書(外形等)を受け取り、それを元に私が構成部品の図面作図を行います。一つの製品の作図に必要な時間は2日程度といったところですね。ただ他業務(部品改善や開発案件)も同時進行しているため、後に控えている部材調達や製造の工程が遅れないようにスケジュールを管理することも重要です。

毎日部署内で進捗を確認しながら、チームメンバーがお互い協力して空調機の設計を進めています。製品作りには、品質も納期もどちらも重要ですのでバランスの判断が必要であることを学びました。設計者は図面作成・出図が終了すると、機械の出荷までは製作状況の確認をしていきます。問題点は製造担当者から連絡がくるため、その都度協議をしながら一つ一つ進めていきます。図面作成だけでなくコミュニケーションも重要であるため、日々勉強しながら進めていきます。


機械構造が理解できた瞬間、設計者としての喜びがあります

仕事上で注意していることの一つは、小さな不明点もそのままにせず、すぐに調べるなり質問するなりして確認することです。設計者としてのやりがいにも通じるのですが、製品の仕様や構造が理解できた瞬間は、すごくスッキリしますね。もともと設計の知識があったわけではないため、コツコツと作図をする中で「ここにこのフレームが追加されているのは、強度の問題なんだ!」というように、設計の意図を自分の中で突き止められると、その後の設計にも応用できるようになります。

また、設計者として図面に責任を持つという意味でも、しっかり構造を理解することは重要だと思っています。万が一図面に間違いが生じたときに「理由が分かりません」では関係者が不信感を抱いてしまいかねませんから。これからも、一つ一つの設計に向き合って、自分にできることを増やしていきたいです。