1. 当社のサステナビリティ方針
空調の役割は、快適・適切な空気環境づくりに加えて、環境にも配慮し、健康で衛生的で心身ともに豊かな生活を送るための手段として進化していくものと考えられます。
今後、私たち木村工機は、強靭な経営基盤を構築し、空調事業を通して豊かな社会の実現を目指します。
MANAGEMENT
空調の役割は、快適・適切な空気環境づくりに加えて、環境にも配慮し、健康で衛生的で心身ともに豊かな生活を送るための手段として進化していくものと考えられます。
今後、私たち木村工機は、強靭な経営基盤を構築し、空調事業を通して豊かな社会の実現を目指します。
当社は、社是・社訓・各軌範の下、事業活動を通じて、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上を目指します。
「われわれは 知恵と汗を礎にして 社会に貢献する」
知恵とは知識と情報の集積である
汗とは価値を生み出す俊敏な行動力である
人みな師とし
冷静克く進取不屈の精神で
知恵と汗を存分に出せば前途は必ず開ける
・法令、その他の社会的規範を遵守し、公正で健全な企業活動を行います
・技術を磨き、高品質な製品とサービスを提供します
・人種・多様性を尊重し安全で健康的な環境を提供し、人々の幸福を応援します
・ステークホルダーへの説明責任を果たし、その意見は企業経営に活かします
・環境問題に積極的に取り組み、豊かな地球環境を次世代に引き継ぎます
・地域社会の一員として豊かな社会作りに積極的に参画します
・積極性 ≫創意工夫し、学ぶことで常に進化・成長します
・多様性 ≫多様な価値観を理解し、異なる視点を成長の糧とします
・協調性 ≫思いやりをもったコミュニケーションを心がけ、報連相を徹底します
・責任性 ≫目標に対し、誠意をもってあきらめずに努力します
・規律性 ≫コンプライアンスの意識を常に持ち行動します
当社では、社長を委員長としたSDGs推進委員会を設置しています。その配下に環境・社会・ガバナンスそれぞれの委員会を、さらにその配下にはマテリアリティを基本とした部会を設置しています。
サステナビリティについての取り組みや目標は、この委員会で検討・作成され、取締役会に報告され助言を受ける体制となっております。目標の実現に向けての取り組みは、各部会の担当者が中心となり各部署の日々の活動を通して行われます。
当社は、「空気のちからで社会を豊かにする」をスローガンに掲げています。
このスローガンのもと「エコ」と「ウェルネス」の視点で「社会課題の解決」に真摯に取り組み、社会と自社の成長を目指します。また同時に「自社の変革」を推進し、高い対応力を持ったレジリエンスな体制を構築します。
具体的にはガバナンス・コンプライアンス・リスクマネジメントを基盤とし、以下の4つのアクションを実践していきます。
a.エコ ソリューション | 熱回収、高効率コイル、自然熱源利用など、省エネを追求した環境にやさしい製品の開発とその普及により社会課題の解決に取り組みます。 |
b.エコ トランスフォーメーション | 再生可能エネルギーの活用、化学物質の使用量の削減、廃棄物の削減などにより、自社の変革に取り組み、責任あるものづくりができる体制を構築します。 |
c.ウェルネス ソリューション | 外調機や放射整流ユニットなど、健やかで衛生的な製品の開発や提案によって空気質の価値創造を図ることで社会課題の解決に取り組みます。 |
d.ウェルネス トランスフォーメーション | ダイバーシティ、健康経営、ステークホルダーとの協働などにより、自社の変革に取り組み、いきいきと働ける環境を構築します。 |
STEP1 | 業界の取り巻く環境を分析し、当社の理念(社是・社訓・企業倫理規範・社員行動規範)、サステナビリティ戦略に照らし、環境・社会・ガバナンスの観点から取組テーマを検討 |
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STEP2 | 環境・社会・ガバナンスごとの取組テーマに基づくマテリアリティをSDGs推進委員会にて検討 |
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STEP3 | SDGs推進委員会で検討したマテリアリティをもとに各テーマ別に担当委員が取り組み事項、目標及び具体的な対策を検討 |
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STEP4 | SDGs推進委員会で検討されたマテリアリティ、取り組み事項、目標、対策は取締役会の助言を受け決定 |
アクション | マテリアリティ | 主な取り組み | ESG | SDGsの目標 |
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エコ ソリューション | 製品開発における環境負荷の低減 | 製品開発・改良の推進 | 環境 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
取引先との協働による省エネ推進 | ||||
エコ トランスフォーメーション | 事業における環境負荷の低減 | 環境負荷の低い部材や輸送手段の採用 | ||
事業所の環境関係データ把握・省エネ取組み実行 | ||||
生産における廃棄物や化学物質の削減の取り組み(3R) | ||||
ウェルネス ソリューション | 人々の健康を守り、働き甲斐のある社会に向けての活動 | 人の健康・安全に配慮した製品開発・改良の推進 | 社会 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
ウェルネス トランスフォーメーション | 労働安全・衛生環境の推進 | |||
健康(身体・精神)管理 | ||||
人的資本の強化 | ||||
ダイバーシティ推進 | ||||
ガバナンス | リスク・コンプライアンスの強化 | リスクマネジメント(事業全般) | ガバナンス | ![]() |
DXガバナンスの確立 | ||||
サプライチェーンマネジメント | ||||
法令順守・公正な事業活動 |
当社はリスクマネジメントをサステナビリティに関わる重要課題と認識し、ガバナンス委員会の配下に設置したリスクを担当する部会を中心に強化を図っています。
部会では、リスクについて「外部要因リスク」「内部要因リスク」「特殊リスク」の3つに分類し、事業に与える影響度と発生頻度を評価し重要度を決定しています。
この重要度に応じて抽出したリスクに対して「モニタリング」、「改善」等が機能するPDCAサイクルを構築することで低減を図っています。
また、毎四半期に開催されるSDGs推進委員会にて報告・協議され、その結果は取締役会に報告されます。
緊急時の事象については、対策本部を設置し、迅速に報告・連絡・判断をとるようにしています。
各マテリアリティに応じた担当部会単位で毎期初に定性的、定量的な指標・目標が設定されます。またこれらは四半期ごとにSDGs推進委員会に進捗が報告され、その概要は取締役会に報告されます。
なお、サステナビリティ実績データの推移はこちらに掲載しています。