1. 基本方針
木村工機は企業倫理規範に「技術を磨き、高品質な製品とサービスを提供します」「人種・多様性を尊重し安全で健康的な環境を提供し、人々の幸福を応援します」と定め、より健全で豊かな社会の実現に向けて、衛生的で、安全で、働きがいのある職場や快適な室内環境づくりを空調機器メーカーとしての努めと捉えています。
WELLNESS
木村工機は企業倫理規範に「技術を磨き、高品質な製品とサービスを提供します」「人種・多様性を尊重し安全で健康的な環境を提供し、人々の幸福を応援します」と定め、より健全で豊かな社会の実現に向けて、衛生的で、安全で、働きがいのある職場や快適な室内環境づくりを空調機器メーカーとしての努めと捉えています。

年々厳しさを増す暑さへの対策は社会課題のひとつです。木村工機が工場の労働環境改善を目的として開発し改良を重ねてきた空調機も、これに貢献できると考えています。
木村工機の工場用空調機の特徴は、高い除湿能力と気流の到達距離の長さに加えて、結露の滴下防止対策など安全性にも配慮していることです。また、空調した外気を積極的に取り入れる「工場用陽圧換気空調システム」を新たに開発し、工場労働者が健康で安全に働ける環境づくりに貢献しています。

知的生産性が高まるオフィス環境づくりは、空調が担う役割のひとつと考えています。
例えば空調気流があたることによる不快感を解消するため開発した「風を感じない吹き出し口」は、放射と低風速気流を利用する独自性の高い方式でありながら、医療機関から広がりを見せ、オフィスでの採用も増えています。

人々が健やかで快適に過ごせる室内環境を目指した製品づくりに努めています。
中でも人の健康や快適感に大きく関わる除湿・加湿技術、換気を最適化する外気処理技術や再熱技術を搭載した製品群を充実させ、空調システムの提案にも力を入れています。
木村工機は「社是」「社訓」及び「企業倫理規範」「社員行動規範」に基づいた事業活動をおこなっています。
企業倫理規範においては「人種・多様性を尊重し安全で健康的な環境を提供し、人々の幸福を応援します」を、社員行動規範においては「多様な価値観を理解し、異なる視点を成長の糧とします」と定め、当社の人権に対する姿勢を明示しています。
木村工機は企業倫理規範において、「人種・多様性を尊重し安全で健康的な環境を提供し、人々の幸福を応援します」、社員行動規範において、「多様な価値観を理解し、異なる視点を成長の糧とします」と定め、社員の様々な属性に捉われることなく、能力を発揮したいと望むすべての社員に平等に活躍の機会を提供することを、ダイバーシティにおける基本的な考え方としています。
(1)正社員における女性比率と、役職者(主任・係長)における女性比率が、おおむね同水準で推移するよう取り組みます。
(2)上記役職者より、女性管理職候補を育成します。
(3)「育児・介護休業法」の対応を整備します。
・育児休業を取得しやすい雇用環境の整備(研修、相談窓口設置等)
・妊娠・出産(本人または配偶者)の申し出をした社員に対し個別の周知・意向確認の措置
・男性社員の育児休業取得を促進させる為の情報配信
(4)障害者雇用を推進します。
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | ||||||
| 男性 | 女性 | 男性 | 女性 | 男性 | 女性 | 男性 | 女性 | 男性 | 女性 | |
| 従業員数 | 268人 | 76人 | 273人 | 77人 | 283人 | 81人 | 288人 | 79人 | 286人 | 79人 |
| 新卒採用人数 | 9人 | 2人 | 5人 | 2人 | 12人 | 1人 | 7人 | 2人 | 4人 | 0人 |
| 中途採用人数 | 7人 | 6人 | 13人 | 3人 | 10人 | 5人 | 11人 | 2人 | 14人 | 1人 |
| 平均勤続年数 | 13.9年 | 7.5年 | 13.1年 | 8.3年 | 13.9年 | 8.5年 | 13.5年 | 9.3年 | 13.9年 | 9.9年 |
| 平均年齢 | 41.1歳 | 39.4歳 | 42.4歳 | 39.1歳 | 42.3歳 | 39.4歳 | 42.5歳 | 39.8歳 | 42.7歳 | 40.7歳 |
木村工機では「社内においていかなる立場の人、または同格者であっても、相手に対し、その状況に応じ適切な発言や行動をとり、威圧的、中傷的でないこと。」を社長が通達し、ハラスメント防止に向けて以下の施策等により取り組んでいます。
(1) ハラスメント防止ハンドブックの全社員配布
(2) 理解度確認テストの全社員実施
(3) 大阪弁護士会のハラスメント研修を全管理職が受講
(4) 全社員及びその家族を対象にしたハラスメント外部相談室を設置
【内部窓口】常勤監査等委員、社外取締役監査等委員、内部監査責任者、総務担当者
【外部窓口】外部機関によるハラスメント通報・相談窓口
従業員が健康で安心して働けることは、企業が成長する礎であると考えます。
社員一人ひとりが心身ともに健康でいきいきとした人生を送り、やりがいを感じて働けるサポートを積極的におこないます。
●健康経営優良法人2025(大規模法人部門)に認定されました。
健康経営の推進体制は、取締役会直轄の「SDGs推進委員会(委員長:社長)」の部会である「健康安全部会」が中心となり、各事業所の法令・安全衛生委員会と連携し推進しています。
定期健康診断は、全社員が確実に受診できるよう整備をおこなっています。診断の結果、再検査が必要な場合は、二次検査の受診を個別に促しています。また、オプション項目の積極的な案内により、健康維持増進に努めています。
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
| 再検査受診率※ | 42.4% | 45.9% | 59.5% | 84.7% | 86.3% |
※自主管理者を含む
全社員を対象とした「メンタルヘルスセルフケア研修」や「こころの外部相談室」の設置により、メンタル不調の予防に関する取り組みを実施しています。
・ストレスチェック
法令の対象者のみならず全社員がストレスチェックを受検し、リスクが高いと判断された場合は産業医による面談により早期発見、改善を促しています。
・メンタルヘルス研修
全社員を対象に「自身の状態に気づき、自身で対処する」ことを目的にしたセルフケア研修を実施しています。ストレスについての基本的な知識を得、ストレスへの気づきについて知ることで、メンタル不調を予防することを目指しています。
・こころの外部相談室
職場や家庭の心配ごとやこころの不調について、外部の相談窓口を設置しています。臨床心理士等のカウンセラーが対応し、内容が会社に知られることはありません。
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ストレスチェック受診率 | 99% | 99% | 99% | 99% | 99% |
| メンタルヘルス研修受講率 | - | 100% | 100% | 100%※ | 100%※ |
| 相談件数 | - | 2件 | 1件 | 0件 | 1件 |
※新規者対象
従業員の健康意識の現状把握と課題抽出を目的としたアンケート調査を年2回実施しています。
結果に基づき、具体的な対策の検討をおこなっています。
主な設問の回答結果(2024年4月実施分 回答者355人)
Q.あなたは、普段の暮らしの中で運動不足を感じていますか
| Q.普段の睡眠で休養がとれていますか
|
Q.体や心の不調が原因で仕事のパフォーマンスが落ちていると感じることはありますか
| Q.体や心の不調が原因でこの6か月の間に会社を休んだり早退したことはありますか
|
Q.喫煙の習慣がありますか
| Q.会社が実施している「社員の健康支援に関する取組や姿勢」について満足してますか
|
「法令遵守・安全第一を行動の基本とし、リスク発生の未然防止を徹底する」を方針として定め、全社員が安全で健康に働ける環境を維持していくことを目指しています。
各事業所に法令・安全衛生委員会を設置し、安全で衛生的な労働環境の推進に取り組んでいます。各事業場での委員会は毎月開催され、社員の健康増進や各製作所におけるリスクアセスメント等について協議されます。
各事業所に法令・安全衛生委員会を設置し、安全で衛生的な労働環境の推進に取り組んでいます。各事業場での委員会は毎月開催され、社員の健康増進や各製作所におけるリスクアセスメント等について協議されます。
・製造現場のリスク低減
製造職場において発生する労働災害を未然に防ぐため、リスクアセスメントを実施しています。
リスクアセスメントでは、「危険源の特定」からそれに関わる「労働災害に至る作業の特定」や、その「リスクの見積・評価」を行い、「リスク低減措置の検討及び実施」につなげていきます。
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
| 休業度数率 | 0 | 0 | 0 | 1.18 | 1.12 |
| 製造業平均度数率 | 1.02 | 1.31 | 1.25 | 1.29 | 1.3 |
| 強度率 | 0 | 0 | 0 | 0.05 | 0.01 |
・設置工事の安全管理
製品納入時や保守作業における危険性や有害性を把握し、安全を確保するため「工事安全管理要領」に従い、作業を行なっています。具体的には危険・有害作業毎の安全基準を設定すること、当日の作業についてリスクアセスメントの手法を用いてリスクの把握と対策を講じています。
・AED設置およびAEDを使用した救急救命講習
全事業所にAEDを設置、また救急救命講習を実施し、万が一の時の迅速な行動と社員の安全や救命意識の向上を図っています。
全社研修
| 研修内容 | 対象者 | 形態 | 受講率 |
|---|---|---|---|
| インサイダー取引防止 | 新規採用者 | 集合研修(オンライン含む) | 100% |
| メンタルヘルス | 新規採用者 | 集合研修(オンライン含む) | 100% |
| ハラスメント | 新規採用者 | 集合研修(オンライン含む) | 100% |
| 心理的安全性 | 一般職 | e-ラーニング | 100% |
| 労務管理 | 全管理職 | e-ラーニング | 100% |
| メンタルヘルス(ラインケア) | 全管理職・係長 | e-ラーニング | 100% |
| 不正行為防止 | 営業職 | e-ラーニング | 100% |
| 情報セキュリティ | 全社員 | e-ラーニング | 100% |
| ダイバーシティ | 全社員 | e-ラーニング | 100% |
部署別研修
| 部門 | 内容 |
| 営業部門 | アシスタント、クレーム防止、コンプライアンス、プレゼンテーション、ビジネス講習等の研修、 技術関連、業界動向、空調知識、製品知識等の勉強会 |
| 技術開発部門 | 機器・冷凍サイクル設計、技術関連、業界動向、空調機自動制御、品質向上 |
| 製作所部門 | 技量向上教育(検査/制御/技術)、技量向上教育(工務/資材/生産管理)、技量向上教育(組立/鈑金/コイル)、空調技術教育、高圧ガス保安教育、制御機器配線処理技術教育(制御)、特殊工程作業者教育、防災教育、溶接技術教育(コイル)、下請法、生産技術、製作設計、クレーム防止、品質向上 |
資格保有者の状況(2025年3月31日現在)
| 資格内容 | 人数 | |
| 国家資格 | 高圧ガス製造保安責任者 | 22名 |
| 管工事施工管理技士 | 18名 | |
| 冷凍空気調和機器施工技能士 | 8名 | |
| 電気機器組立技能士 | 6名 | |
| 電気工事士 | 35名 | |
| 民間資格 | 冷媒フロン類取扱技術者 | 18名 |
| 冷凍空調技士 | 26名 | |