全機種に溝付き楕円管２ウェイ回路の熱交換器を搭載しています。コイルは楕円形状で空気抵抗を低減し、送風動力を抑えます。また内面を溝付きとすることで熱伝達率を向上させています。冷媒回路はバランスよく均等に分け2ウェイとすることで、低負荷時の制御性と省エネ性を高めます。

室外機は２台１組で運転します。始動時は最大出力、室温安定時には容量制御、中間期・低負荷時には片側を完全に停止することで、実質20％まで絞ることが可能になります。また、冬期の着霜時には交互にデフロスト運転をおこない、給気温度の過度な低下を抑制します。

冷媒R410Aを使用した空冷直膨式室外機です。高性能化により13℃低温送風が可能で、省風量による送風動力の削減と、十分な除湿が可能です。また、軽量・コンパクト設計のため搬入が効率化でき、設計の自由度を高めます。オプションで防雪フードの装着が可能で、積雪地域での能力低下や異常運転を防止します。
8・10・16・20・24・30・40・50HP

除湿は13℃過冷却でおこないます。送風温度を通常の16℃から13℃にすることで風量を30％、送風動力を40～45％削減します。エネルギーを抑えながら十分な除湿をすることが可能で、快適なクールビズを実現します。
加湿は気化式またはハイブリッド式を標準搭載しています。ハイブリッド加湿は通常気化式加湿を優先し、湿度不足時のみ蒸気加湿を併用する方式です。エネルギーを抑えながら適切な湿度コントロールができ、蒸気加湿暖房や外気冷房加湿などの省エネ運転を可能にします。

BACnetゲートウェイ1台で最大100台の空調機が接続できます。発停、設定変更・参照、センサ入力、運転・異常情報など多様なオブジェクトを標準装備。Web接続で簡単に空調機の登録やオブジェクトPVの変更・参照がおこなえます。

低温送風時の結露対策として「誘引式吹出口」を接続します。給気と同時に室内空気を誘引し、吹出しユニット内で冷風と混合する設計で、再熱および結露防止効果があります。