CASE STUDY / 74
くみやま岡本病院 様
「他にももっと、地域のために貢献できることを」
パンデミック時にも患者さんを受け入れられる病院へ
すべての命と平等に向きあい
地域の回復期医療を充実させるために
宇治川と木津川に挟まれ、豊かな自然に恵まれた久御山町。15,000人(2025年9月現在)が暮らすこの町では、回復期の病床数が不足していました。回復期の医療を充実させるため、社会医療法人岡本病院(財団)によって開設されたのがくみやま岡本病院様。急性期に対応できる京都岡本記念病院の他、特別養護老人ホームと同じエリアに位置し、病院・リハビリテーション・介護を集約する久御山町のメディケアゾーンが完成しました。
病院の新築にあたり、事務長の宮崎様は「回復期医療の充実以外にも、地域のために貢献できることがないか考えました」と振り返ります。計画当時は新型コロナウイルス流行の真っ只中。「新興感染症によるパンデミックの際に、一部を感染症対応病棟に転用することを検討しました」と話します。様々な角度から地域医療を支えるという大きな役割を持ち、計画はスタートしました。
「衛生的な環境づくりに、外調機は欠かせません」
外気処理で湿度や気圧までコントロール
空調設備について総務部アドバイザーの髙木様は当初、中央熱源方式の採用を検討されたと言います。しかし今回は建物の規模などを総合的に判断して個別熱源方式を採用することに。設計を担当された大和ハウス工業株式会社の田村様から「除湿再熱運転を含めて制御性の優れた空冷HP式立形ルーフトップ外調機が最適です」と提案を受け、最終的にRFT-OA型を5台採用されました。田村様は「衛生的な空気環境をつくるためには、外調機が欠かせません」と語ります。
梅雨時期のドレン排水量で、除湿されていることを実感
衛生的な環境づくりに欠かせない立形ルーフトップ外調機
身体を動かすリハビリテーションも
汗が気にならない爽やかな環境に
くみやま岡本病院様は2025年4月、回復期の医療を充実させるために開院しました。特に身体を動かすリハビリテーションでは、汗の蒸発を促進するためにも湿度管理は重要です。湿度が高ければどうしても気になる汗。しかし同病院では「除湿されており、これまで患者さんから空気環境に関するクレームは出たことがありません」と院長の七野様はおっしゃいます。10月の取材日、手元の計測器によると屋外は29.2℃ RH55.4%。やや汗ばむ陽気でしたが、病院内は26.1℃ RH45.4%と良好な環境が維持されていました。