CASE STUDY / 9
金沢彩の庭ホテル 様
「金沢の別邸」にふさわしいくつろぎと
五感に響く彩りの空間を
暮らすように泊まる「金沢の別邸」
加賀百万石の歴史が育んだ時間と空間を味わう
金沢彩の庭ホテル様は、「金沢の別邸」をコンセプトに2015年3月にオープンしました。四季の彩り溢れるエントランスを抜けて木のぬくもりが感じられる明るいロビーに出迎えられ、庭を眺めるラウンジでひと息つけば旅の疲れも癒されます。個々の客室入口には、金沢の若手工芸作家たちの美しい作品が飾られ、吹き抜けの回廊は見事なギャラリーになっています。客室は清潔感溢れる和洋折衷のシックかつモダンな空間。庭園を臨む湯屋の湯船にからだを沈め、シモンズ社製のベッド(畳にはエアウィーヴ)に横たわれば、すぐに心地よい眠りに包まれることでしょう。翌朝は、新鮮な加賀野菜など地元の食材をふんだんに利用したブッフェが迎えてくれます。華美な高級感や利便性ではなく、笑顔と等身大のおもてなしこそがホテルという異空間にありながら日常の心地のよさを与えてくれます。連泊やリピートのお客様が多い理由がここにあるのではないでしょうか。
ホテル客室の不快なドラフト
五感で感じるものすべてに配慮したい
ホテル客室は限られた空間での個別空調のため、ドラフト(気流)の苦情が寄せられることがあります。客室には天井埋込形空調機をご計画されていましたが、より上質な空間を提供したいとのことで、吹出し口に「エアビーム」を接続することを提案させて頂きました。エアビームは各種空調機に接続可能な放射空調ユニットです。放射熱は距離減衰がなく、寒さが厳しい北陸の冬でも足元まで温めてくれるのが特長です。短時間で室内定温度にするためにわずかな気流を吹出しますが、風はほとんど感じず、限られたスペースでも真下にベッドや椅子を配置することが可能です。金沢彩の庭ホテル支配人の本郷様より「空調に関しての苦情はありません。中には空調を熱心にご覧になる方や、質問を受けたこともあります。」とお話を伺いました。また「ホテル客室にはぴったりですよ。」とのお言葉も頂戴し、理想の客室づくりのお役に立てたことを嬉しく思います。