CASE STUDY / 29

株式会社 丸高商会 様

地域の知られざるお菓子を発掘し繋いでいく
品揃えの豊富さで特色ある売場づくりに貢献

株式会社丸高商会様は、茨城県石岡市に本社・物流センターを構えるお菓子の総合商社です。関東一円の食品スーパーを中心に商品を卸されています。
特徴的なのは地域性を大切にしたお菓子の品揃え。「菓子問屋はお菓子の“文化継承者”」「過去から未来に、地域から地域に、“美味しい”や“楽しい”を繋ぎたい」との想いから、全国の地元に根差すお菓子の発掘に力を入れています。時には従業員のように、時にはコンサルタントのように、生産者に寄り添いながら共に成長を目指し、中には爆発的なヒットで誰もが知る商品に育つこともあるとのこと。地域メーカーとのコラボレーション商品やプライベート商品の開発にも力を入れ、顧客が描く様々な売り場づくりに品揃えで応えます。
2017年には株式会社グローカル・ユナイテッド・ホールディングスを設立。東北・北海道を中心に情報収集を強化し、その輪を全国へ広げていきます。

品揃えを支える自社ロジスティクス
物流センターの環境改善と品質保持に空調を導入

豊富な商品群を支えているのが自社運営の物流センターです。アイテム数が増えるにつれて煩雑化する在庫管理をシステム化し、効率的な受発注をおこないます。また、入出荷や配送業務は土日祝日にも対応し、万が一のトラブルや顧客からの急な要望にも応えます。物流事務とセンター業務を一体化し、システムを確立することで、きめ細やかな顧客対応とローコストな商品提供を可能にしています。
仕分け・ピッキング・梱包・検品など、様々な作業がおこなわれる広大な倉庫は、夏には気温も上がるため、大型の米国製シーリングファンが導入されました。緩やかな回転でも十分な風量があり、建物全体の空気のよどみを解消し涼感が得られます。シーリングファン導入後、さらなる労働環境・品質管理対策として、空調機の導入が検討されました。多くの段ボールを積み上げる倉庫でも遠くまで気流が届くことが条件で、工場用ゾーン空調機が採用されています。

酷暑期は24時間運転で品質維持
季節によりタイマー運転も活用

冷風と同時に得られる除湿効果で
段ボールの箱潰れが減少

管理本部 課長 山崎様にお話を伺いました。
(山崎様)シーリングファンは十分な風量を得られるのですが、近年の気温上昇を考えてやはり空調も必要だろうと導入の指示を受けました。
最適な方法を模索する中で、他社の倉庫で見かけた工場用ゾーン空調機を思い出しました。暖房運転中で、それほど気に留めていませんでしたが、吹出口(誘引パンカー)のビジュアルが非常に印象的で記憶に残っていました。ホームページで詳細を確認し、これなら使えそうだとメーカー(木村工機)に直接連絡をしました。現地調査に始まり、型番選定、最終的には施工まで、一貫してメーカーで対応してもらえたのは安心感がありました。
思っていた以上に効果はありました。壁面に向き合うかたちで2台設置し、両方向から必要なエリアをカバーできています。また、除湿効果も実感があり、湿気を吸いやすい段ボールの箱潰れが減りました。

誘引パンカー

誘引パンカー

AIを導入したコスト削減や、棚割分析など、革新的な技術を顧客支援につなげることにも積極的に取り組む丸高商会様。身近な人や地域を大切に思う姿勢が、より多くの人たちのお菓子を味わう喜びに繋がっていると感じました。取材へのご協力ありがとうございました。


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