CASE STUDY / 43

市立豊中病院 様

大阪豊中市の中核病院
「心温かな信頼される医療」を目指して

市立豊中病院様は24診療科目613床を有する大阪府内有数の市立病院として、また豊中市の中核病院として急性期医療を提供しています。

日本人に多い肺がん・胃がん・大腸がん・乳がんだけでなく、さまざまながんに対して幅広い分野で専門スタッフが診療にあたっています。また厚生労働省より診療体制や医療従事者研修、地域住民への情報提供など、国で定める要件を満たしているとして「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けています。

機器の設置は屋外緑地帯
施工性の良さ 省スペースの室外機・室内機一体形

ツインサイクル形外調機は9室の手術室系統の外気処理用として納入されました。
事前の計画では、すべての手術室の運用を止めることなく一部運用を続けながら更新をおこなうため、機器には施工性の良さも求められました。
ツインサイクル形外調機は室内機・室外機が一体で、冷媒配管の施工が不要かつ設置面積の少ない省スペース性の高さもあり、採用に至りました。

ツインサイクル形外調機AFL-RFT-COA型と蒸気加湿ユニット

2つの冷媒回路で温湿度変化に対応

手術室の設定条件は夏期24℃ RH50%、冬期24℃ RH45%となっています。
換気はツインサイクル外調機により除湿再熱、加熱加湿し給気します。感染対策や清浄度を保つために2次側にはHEPAフィルターを組込み、CAV定風量装置と連動して陽圧になる設計です。
また外調機は予備機を備え、機器故障時にはバックアップのダクトワークで対応し、快適な環境を維持できる手術室を実現しています。

病院総務課ご担当者様よりお話しを伺いました。

ご担当者様 要望通り、GWの1週間に搬入し、9室全室閉鎖することなくローテーションしながらうまく工事できました。暖房・加湿も効いていて問題なく運用できています。また現場の医療従事者からの快適との声が入っています。


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