CASE STUDY / 79
ハチ食品株式会社 様
食を通じて社会に貢献する、品質第一のものづくり
カレー粉のパイオニアが挑む生産性向上との両立
食卓に美味しさと便利さを届け続けるために
さらなる成長を見据えた工場増設
2025年に創業180周年を迎えた、ハチ食品株式会社様。1905年には、イギリスからの輸入がほとんどを占めていたカレー粉の国産化に、日本で初めて成功しました。以来、スパイスの選定・焙煎・粉砕・ブレンドといった技術を磨き続けています。代表製品の「蜂カレー」をはじめ、大容量かつ手頃な価格で人気のレトルトカレー「メガ盛りカレーシリーズ」の他、パスタソースやフレークルウ、スパイス、フリーズドライスープなど多彩な加工食品や調味料を取り揃え、日々の食卓に豊かさと便利さを届けています。
さらなる生産能力の向上を目的に、2024年8月に竣工したのが宍粟第二工場。副工場長の伊藤様は「品質のさらなる安定化や生産性の向上を実現するために、これまでよりもさらに製造環境のレベルを高めたかったんです」と話します。スパイスやルウ、調味料は温湿度の影響を受けやすく、高すぎても低すぎても製造に影響が出てしまうそうです。
「見えない品質へのこだわり」
安定した温湿度環境を実現する外調機を導入
安心・安全な品質はもちろん、“目に見えない品質へのこだわり”も大切にしている同社。スパイスの香り立ちや調味料の風味は、製造現場での細かな調整で大きく左右されると言います。宍粟第二工場の建設計画にあたっては、しっかりと外気処理ができる空調設備が要求されました。
この要望に対し、設計・施工を担当された上林建設株式会社の鳥居様は、空冷HP式ツインサイクル形外調機AFL-RFT-COA型をご提案。2つの冷媒回路を直列に配置し、高い冷却・加熱能力を発揮します。提案にあたり、これまでのご経験から様々な機種を検討されたそうですが「湿度の高い夏期でも一定の範囲内を維持するためには、高い冷却除湿能力が必要」とのことで、ハチ食品株式会社様へご提案いただきました。
「求められる条件を満たせる機器が他にはなかった」と言う鳥居様の提案で、最終的に空冷HP式ツインサイクル形外調機を2台、ご採用いただきました。
空冷HP式ツインサイクル形外調機で実現する
製品の品質も、従業員の働きやすさも守る空調設備
「従業員の暑熱対策にもつながりました」
高い能力と繊細な制御で安定した外気処理
温度も湿度も一定の範囲内を維持するため、空冷HP式ツインサイクル形外調機には再熱器も搭載しました。2段冷却除湿で湿度を下げながら、目標絶対湿度に到達した後、再熱して給気します。再熱には、ヒートポンプサイクルで生成されたホットガスの一部をバイパスして利用するため、エネルギーを余分に使用することなく運転することが可能です。
「品質向上に加え、従業員の暑熱対策にもつながりました」と微笑むのは取締役 執行役員の和田様。「従業員の働く環境が格段に良くなりました」と喜びの声をいただきました。もともとは製品の品質維持を目的に導入された空冷HP式ツインサイクル形外調機。2025年には労働安全衛生規則が改正され、従業員の暑熱対策が義務化されました。結果として、温湿度管理が作業環境の改善にも大きく寄与しています。