CASE STUDY / 73
株式会社昭栄美術 様
人とのつながりで価値を生む、総合ディスプレイ企業
“人の想い”を伝える仕事だからこそ、働く人も大切に
多くの資材を使う業界だからこそ
真っ先に取り組む環境問題への想い
人のつながりで、価値を生む。株式会社昭栄美術様は、展示会やイベントなどの企画、設計、製作、施工、そして運営までをワンストップ体制で手掛けられています。展示会のために製作したディスプレイは、数日間の会期で活躍した後には解体されてしまうからこそ、環境への負荷低減にも取り組んでいます。バイオプラスチックの活用や、廃材を再利用して3Dプリンターで新たな製品を作るなど「循環型ディスプレイ」を実現し、環境負荷を低減。超大型の3Dプリンターは、横3m×奥行3m×高さ3mの造形サイズまで対応ができると言います。
2019年1月、千葉県市川市に誕生した広大な製作拠点がSHOEIベイスタジオ。それまで千葉県内に分散していた各拠点を集約し、品質向上と効率化を実現しました。同社ならではのワンストップ体制を、より強固なものにしています。製作管理1課の矢野様によると、同社では「年間3,000件の案件が進行している」そうです。
きっかけは業界内での横のつながり
製作現場で効果がある夏の猛暑対策
SHOEIベイスタジオの開設後、木工作業場は大型扇風機と気化式冷風扇で夏期の猛暑を凌いでいました。ところが夏の暑さは年々厳しくなり、作業環境をさらに改善すべく検討をスタート。矢野様は、業界内でのつながりから工場用ゾーン空調機の存在を知ることになったと言います。当社を株式会社昭栄美術様にご紹介いただいたのは、すでに工場ゾーン空調機をご採用いただいていた同業他社。実は矢野様が以前に訪れたこともある企業で、当時は意識していなかったものの「そう言えば工場内が涼しかったなという印象が残っていました」と振り返ります。
工場用ゾーン空調機の決め手は、除湿感と気流感
メーカーが施工までワンストップで届けた暑熱対策
「冷房だけでなく、暖房にも使っています」
生産性の向上に、工場用ゾーン空調機
東京湾のすぐそばに位置するSHOEIベイスタジオ。室外機は、熱交換器のアルミフィンを塗装したり、外装パネルの塗装を厚くするなどの対策を施した耐塩害仕様で納入しました。さらに、冷媒配管が最短になるよう室外機は各室内機の近くに設置し、冷媒充填量の削減にも配慮しています。
納入後すぐに運用を開始すると、岡田様は驚いたと言います。「工場全体の居住域がゾーン空調されており、どこに移動しても快適な環境が形成されていました」。工場用ゾーン空調機はしっかりと能力を発揮できる室内機と室外機を組み合わせ、過冷却除湿で冷房効果を最大限まで高めます。その環境は「他の建屋の従業員からうらやましがられる」ほどだと絶賛いただきました。
モチベーションも、作業効率も高める
想いを届けるプロフェッショナルに工場用空調
ディスプレイ業界のリーディングカンパニーとして輝き続ける同社。「他社ではできないことも、何とかカタチにできる体制が強みです」と矢野様は話します。届けるのは、単なる“情報”ではなく“人の想い”。心を動かすその一瞬のために、今日もプロフェッショナルたちが新たな価値を生み出しています。