CASE STUDY / 53
介護老人保健施設 江風苑 様
さらに「安心」して過ごせる施設へ
空調改修工事で“風を感じない空調”を採用
敬愛と感謝のこころで質の高いサービスを提供し
快適で自分らしい日常生活を支援
介護老人保健施設 江風苑様は、2008年4月に開設されました。運営は「介護のこころは敬愛と感謝」を理念に掲げる社会福祉法人 常陽会様。敬愛をもって介護することをモットーに、利用者様に寄り添いながら質の高いサービスを提供し、さまざまなニーズにきめ細かく応えています。
施設からは、のどかな田園風景と壮大な山並みを望むことができます。エントランスは明るく開放的で、2階・3階にあるのは食事や歓談を楽しめる共有スペース。車椅子でも移動しやすいようバリアフリー設計で、広々とした空間になっています。
開設から16年。絶えず「安心」を届けてきた江風苑様では、入所者様がさらに安心して過ごせるよう、空調設備の改修計画が検討されました。
16年間の運用で見えた課題は空調気流
解決に向け、最適解を追い求めるプロの姿
施設において空調設備の不具合は命に関わることもあります。故障してからでは遅いと考え、早めに改修計画がスタートしました。16年間の運用で見えた課題のひとつが空調気流。風が当たり続けることで「寒い」という声がしばしば寄せられ、吹出口を布や紙で覆うことがあったのです。
事務長の勝田様は当時を振り返ってこう語ります。
「改修計画時に解決策を模索する中で、風を感じない吹出口“誘引エアビーム”の存在を知りました。これまで見たことのない空調方式だったので本当に風を感じないのか、冷えるのか、暖まるのか、疑問だらけでした」
それでも課題解決のためにできることはすべてやろうと、江風苑様のある新潟市から当社の東京ショールームまで足を運んでくださいました。
快適な放射空調を短工期で実現する誘引エアビーム
ずっと、居たくなる空間づくりをサポート
日常を保ちながら改修工事を実施
入所者様の負担にならないよう配慮
空調の改修工事は普段通りの生活の中でおこなう必要があり、さまざまな制約がありました。工期をできるだけ短くし、空調停止の影響が少ない秋に工事を実施。入所者様に移動をお願いしながら施設内の空調設備を全面的に更新する大規模な工事でしたが、最大限の配慮をもって実施されました。
誘引エアビームによる空気式放射整流空調は、冷温水式放射空調に比べて設備工事の手軽さが大きなメリットです。ダクト式空調機なら種類を問わず、ダクトと吹出口周りの工事だけで完結。日常を維持しながらの改修工事にも対応可能です。比較的短い工期で温度ムラのない穏やかな放射空調への改修が実現しました。