CASE STUDY / 46
岡田工業株式会社 様
外調機で大風量ドライエアーを供給 場内温度42℃の過酷な環境を改善
日本屈指の温間鍛造技術が生み出す
等速ボールジョイント
創業80余年の岡田工業株式会社様は、国内生産自動車に搭載される等速ボールジョイントの30~40%以上もの量を製造されているものづくり企業です。
等速ボールジョイントは、タイヤの手前に取付けられ、エンジンやモーターからの回転を等速でタイヤに伝える役割を持ちます。自動車の「走る・曲がる・止まる」という基本的な性能に関わる重要保安部品です。
鍛造は金属を熱して大きなプレスで打ち、形をつくる温間鍛造をメインにおこなわれています。削り出し加工と比べ鉄くずが少ない上、強度も高く、短時間で生産することが可能です。また、工程内で冷間鍛造と呼ばれる常温での鍛造をおこなうことで、表面性状が良く、美しい製品が生み出されています。高い技術力により精度のばらつきを最小限にとどめているため、冷間鍛造での寸法公差はわずか0.01mm台です。生産スケジュール管理や、細かい精度チェック、働く人のコミュニケーションと切磋琢磨により、高品質な製品を効率的に生産されています。
ものづくりで社会貢献される一方で、清掃活動や交通安全立哨等、地域社会に貢献する取り組みも積極的におこなわれています。長年にわたる消防や交通安全への協力が認められ、2022年1月に名古屋市より、2021年9月には愛知県警察より感謝状を授与されています。