CASE STUDY / 47
ホテルインディゴ犬山有楽苑 様
国宝犬山城をのぞみ、
深呼吸したくなるこだわりの空気を目指して
二つの国宝と木曽川を臨みながら
ハイエンドで快適な非日常を体験
ホテルインディゴ犬山有楽苑様は、 2022年3月愛知県犬山市にある国宝犬山城の麓に誕生しました。館内のエントランスロビーには一面に大きなガラス窓があり、犬山城を始めとした雄大な自然を眺望することができます。
客室には犬山のダイナミックな景色が描かれたウォールアートや、如庵の斜め壁と水屋を融合したデザインを施したミニバーなど、随所に犬山らしさが光るインテリアが配置されています。客室の窓は大きく開かれ、テラスもある為、開放的な非日常空間を楽しむことができます。
館内では、時間の流れが変わったかのような壮大でエネルギッシュな体験をプロデュースされており、城下町のグルメや祭り文化のにぎやかでカラフルな世界が広がる犬山と融合しています。また、ホテルに隣接する日本庭園、有楽苑に佇む茶室「如庵」は織田信長の実弟である、大茶匠・織田有楽斎によって造られた国宝茶席三名席のひとつです。犬山城・茶室「如庵」、二つの国宝に彩られる稀有なロケーションは、ホテルを訪れる方々に感動を与えています。
“快適な非日常を味わう”
ホテルの世界観に調和した空調設備
一体形、冷媒配管レスの省スペース設置
意匠を損なわない空調設備
設計を担当された株式会社ピーエーシー環境モードの脇坂様にお話を伺いました。
脇坂様「用途に合わせた換気空調を計画することに加えて、ホテルのブランドイメージを守ることを大切に設計しました。効率重視の空冷HP式熱回収外調機と除湿能力重視の空冷HP式ツインサイクル外調機はともに室内外機一体形で省スペース、冷媒配管レスです。他の空調方式と比較して付帯設備が少なく、全体意匠を損ないません。」
設備計画においても、歴史的建造物である犬山城の至近立地のため景観に配慮されています。設備機器は屋上設置や植栽で囲うなど、外部から目立たないよう様々な工夫がなされています。