CASE STUDY / 11

小豆島中央病院 様

小豆島を21世紀の「希望の島」に。
発展の基盤と地域包括ケアの中核を担う総合病院

小豆島中央病院様は平成28年4月、2つの公立病院を統合して開院し、プライマリ・ケアを主体とする地域密着型の総合病院として、より質の高い医療提供をされています。また、島全体の「地域包括ケア」を実現すべく医療、保健、福祉、介護など関係施設との連携を強化され、健康から暮らしまで幅広くサポートする取り組みをされています。小豆島では3年毎に「瀬戸内国際芸術祭」が開催されており、島の住人と世界中からの来訪者が交流し、新しい活力を生み出しています。芸術祭は島の魅力と可能性を国内外に発信し、島では高齢化の問題を抱えながらもここ数年は若い移住者が増えていて、空き家や耕作放棄地を活用するプロジェクトも立ち上げられています。江戸時代に始まった醤油づくりや石の文化、瀬戸内の青い空と海、こどもたちが輝き、地域社会で人々が助け合う、そんな小豆島の明るい未来を安心の医療が支えています。

透析学会で見かけた放射空調
「患者様の不快感を解消できる」と確信

透析室には放射整流空調「エアビーム」をご採用頂いています。臨床工学科主任技師 佐伯様にお話を伺いました。「統合前の病院ではカセット形の空調機が入っていました。コンソールからかなりの発熱があり暖房時はそれほど問題がないのですが、冷房時は風が当たって辛いとの苦情が多かった。布を張るなどして配慮していました。」「導入のきっかけは透析学会です。学会で紹介されていたのを見て採用を決めました。冷風の問題は解決できると確信しました。」「運用後クレームはありません。動いているスタッフの感覚で温度設定をするのですが暑い、寒いといった話しはなく、体感温度の差も少ないのかと思います。」

管理課課長補佐 逸見様にもお話を伺いました。「病院にとって湿度管理は重要です。外調機の蒸気加湿器で適切に管理を行っていきます。」「(空冷直膨式)外調機は現在24時間運転していますが、問題ありません。」「放射空調は(風を感じないため)これで本当に冷えるのか温まるのか正直不安でした。現在温度設定を25~27℃にしていますが安定しています。」

24時間対応の手術室へ新鮮空気を供給し、
温湿度と空気清浄度を管理する空冷直膨式外調機

手術室系統の外気処理には空冷直膨式コンパクトエアハンをご採用頂きました。空気清浄度を高めつつ、梅雨や盛夏には除湿、冬や春先には蒸気加湿を行って、外気を適切な温湿度に整えてから供給します。地域特性や用途を考慮して塩害に強い塗装やボルト、除塩フィルタを使用、過酷な環境下でも高い耐久性能を発揮します。給気風量制御(100~40%)にも対応し、給排気バランスを確保します。

放射整流と間接照明がつくる「快適医療空間」
患者様のストレス軽減と満足度を高める取り組み

厚労省の入院生活に関する満足度調査では、病棟や病室など療養生活における快適性について、空調に問題を感じたことがあるとの回答は40%を超えています。これからの病院空調には機能性や省エネ性に加えて、患者様にストレスを感じさせない優しさが求められています。気流を感じない放射整流空調「エアビーム」を導入頂いている透析室には、人に優しい空調と、間接照明や暖色のベッドライトによる照明効果で、快適で安心感のある医療空間が整っています。エアビームと吸込口の設置場所にも配慮がなされ、「梅雨時も寒すぎない」「空調機の運転音も気にならない」とのお話でした。

敷地内に植えられたオリーブの樹、オリーブ色を基調としたインテリア、オリーブオイルを使った病院食など、病院では小豆島らしさを感じることができます。小豆島中央病院様は「地域の皆さんに寄り添う病院」として快適な治療空間、最先端の医療、地域包括ケアを柱に、全国に先駆けた先進モデルとなり得る最先端の地域医療施設です。事務部副部長 森様にお話を伺いました。「新体制でスタートした病院は島全体の取り組みの中核に位置付けられています。これからも島の発展に貢献したいと考えています。」とのことでした。


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